Wisdom tooth
親知らず
-抜歯できないと言われた方へ-
当院では、大学病院を紹介されるような難しいケースでも抜歯が可能です
以下のような親知らずの抜歯でお困りの方はご相談ください。
- 簡単な親知らずの抜歯
- 上下の親知らずの抜歯
- 他院で抜歯できないと言われた埋伏親知らずの抜歯
- 複数の親知らずを同日に抜歯
*患者さまのお口の状態、炎症の度合いによってはすぐに抜歯することが危険なため、おすすめできない場合もございます。
-当院の親知らず抜歯の3つの特徴-
1. 熟練した技術を持つ歯科医師
口腔外科出身の理事長の指導のもと、親知らず抜歯の経験が豊富な歯科医師が多数在籍しています。
熟練した歯科医師による親知らずの抜歯では、より短い時間で処置が完了するため、比較的腫れや痛みが少なく、予後も良好なケースが多くなります。
院長:三宮 慶邦
経歴
神奈川歯科大学卒業
東京女子医科大学歯科口腔外科学教室入局 助手、講師、助教授、客員教授
戸塚ロイヤルクリニック院長を経て定年退職
あいおいクリニック板橋入職
趣味
読書、旅行、ゴルフ
なぜこの仕事を選んだか
世のため人のため、生涯現役で携われる仕事をと考え
一言
どんな些細なことでも、治療に対するご要望を教えてください。皆様の健康を口元からサポートさせていただきます。
2. CTによる正確な診断
「CT」はComputedTomographyの略称で、通常のレントゲン撮影はX線を用いた二次元的な評価しか出来ないのに対して、CTはコンピュータ上で撮影されたデータを三次元構成された画像に変化して表現できるため、より正確に親知らずの位置を把握する事が可能となります。
上顎の親知らずの抜歯であれば副鼻腔の一つである上顎洞と抜歯を予定している親知らずとの位置関係、下顎の親知らずの抜歯であれば下歯槽神経との根の位置関係を術前に知る事ができ、神経麻痺のリスクを低減することができます。
3. 痛みに配慮した抜歯
親知らずに限らず、歯を抜く、ということは多くの患者さまに心配・不安・怖いといった気持ちをお持ちだと思います。当院では、そういった患者さまの気持ちに寄り添い、抜歯前から痛み止めを服用していただいたり、表面麻酔、確実な麻酔、素早い処置を心がけております。 また、もし抜歯中に痛みを感じた場合は抜歯を中断し、十分な麻酔を追加するなど、患者さまにとって負担の少ない安全な抜歯を行います。
-親知らず抜歯の流れ-
表に出ている親知らずの場合は通常の抜歯の流れと変わりません。
へーベルと呼ばれるマイナスドライバーのような器具を用いて歯と骨の隙間に器具を挿入して歯を脱臼させて抜歯します。
その他にも歯の生え方などを考えて鉗子と呼ばれるペンチのような器具を用いることもあります。
骨の中に埋まっている親知らずや横を向いて隣の歯に接している親知らずの場合は、すこし難しくなります。
当院の親知らず抜歯の治療の流れ
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STEP1親知らずの上を覆っている歯肉を切開して開きます。(切開剥離)
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STEP2親知らずの歯冠部が露出されるように周囲の歯槽骨を削ります。
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STEP3歯冠と歯根をバーを用いて切断、分割して歯冠を取り除きます。
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STEP4残された歯根をへーベルを用いて脱臼させ取り除きます。
以上が大まかな親知らず抜歯の手順となります。
特に下顎の骨性水平埋伏と呼ばれる骨の中に埋まっており、かつ横を向いて隣の歯に接しているものは最も困難で、処置時間も30分~60分ほどかかります。
口腔外科に対応していない一般的な歯科医院では大学病院や総合病院へ紹介されるケースが多いです。
-親知らずって何?-
親知らずとは別名第三大臼歯の事で最後に生える最後方の奥歯です。古代の人類は、現代人よりも加工されていない硬い食べ物を食べていた為、現在よりも顎が発達しており、そのため親知らず(第三大臼歯)も通常の他の歯と同様有効活用されていたと考えられています。
しかし現代では古代の人類と比べ、加工食品などの軟らかい食べ物が増え、硬いものを食べなくなってきており顎は細く小さく変化してきました。一方で歯の本数や大きさは昔とさほど変化していないため、親知らず(第三大臼歯)がきちんと生えるような顎骨のスペースが足りず、変な生え方をして歯並びを悪くしたり、歯周病や虫歯の原因となったりするようになりました。
親知らずが起こす問題について
親知らずが起こす問題は、大きく3つあります。
- ① 歯並びに対する影響
- ② 歯周病になりやすい
- ③ 虫歯になりやすい
このうち①については、親知らずの向きによって引き起こされるもので、② ③については、変な生え方をして磨きにくくなるために引き起こされるものです。
つまり② ③については、歯の一部が表に出ていない場合、あるいはきれいに生えておりプラークコントロールが良好な場合には、問題とはなりません。
①については、仮に骨の中に埋まっていてもこれから矯正を考えている方や歯並びを気にされる方は問題となります。
まとめると、親知らずがきれいに生えており、プラークコントロールも良好な方以外は基本的には抜歯をした方が良いと考えられます。
抜歯後の注意点
通常の抜歯の時とほとんど変わりません。
抜歯当日は痛みや出血があります。痛みに対しては痛み止めを内服し、出血に対してはガーゼを折りたたんで咬むことで圧迫止血を行ってください。
痛み止めを飲んでも我慢できないほどの痛みや何度圧迫止血を試みても数分で口の中が血でいっぱいになるようなケースは直ちに連絡を下さい。
親知らずの抜歯に関しての特別な注意事項としては、特に下顎の親知らずの抜歯の場合、親知らずの根の先端付近には顎骨の中を走っている下歯槽神経とよばれる神経が存在し、極めて低い確率ではあるもの根の先端と接している場合があります。
抜歯の際にはこの神経を傷つけないように細心の注意を払うのですが、万が一傷つけてしまうと下唇にしびれが出る事があります。もし下顎の親知らずの抜歯後1日たって麻酔が切れても下唇にしびれが残る場合には消毒の際に先生に申し出てください。